私は、この仕事を始めて、自分のことをパティシエールと名乗っているけれど、
それはみんなに分かりやすいようにするための手段であって、ケーキを作ることだけを仕事にしているわけではない。・・というか、自分自身が、「ケーキを作るだけ」ということに物足りなさを感じるのだと思う。
お菓子教室はもちろんのこと、
イベントを考えたり、「企画」することがとても好き。
でも、誰とでも・・・ではなく。
そこには、やはり、私たちなりのこだわりがある。
このサロンに合うものか。
お客様に対する想いが、自分たちと一致しているだろうか。
そして、一番重要なこと。
わたしが楽しめる内容であるだろうか・・・ということ。
どんなに良いものを作り上げても、
自分が楽しめないものに、お客様が楽しめるわけがないと思っている。
だから、まず、「自分たちが楽しむ仕事内容にする」ということは、
私にとってとても重要な一部。
ケーキ創りに関しても同じで、
お客様のことを考えたり、どういう反応するだろう?とか、自分の好きな素材で作れるワクワク感など。ケーキを創っている背景にも物語ができていて、それが楽しさに変えてくれる。
今回のイベントでは、
業種の異なる、アクセサリーとスイーツを掛け合わせたものだったが、
「芸術×創作」という意味では繋っていて、私はこういったコラボレーションが気に入っている。
なぜなら、ジュエリー制作といった【自分が好きだけど、できないこと】をやっていただくことで、スイーツにはない世界が観られて、自分もスタッフたちもHAPPYになれるのだ。
Salon de Emuは都会にあるわけでもない。この田舎、愛媛にわざわざ来てくれるということ自体、同じ価値観、モチベーションでなければ成立しない。
今回、私の声掛けに、ふたつ返事でOKしてくれたmaruo さん、
そして、
maruoチームの皆さん、エミュまで来てくださったFANの方々には感謝しきれない。
このサロンを建てたとき、みんなが集まり、癒されたらいいなと思っていた。
そこには、夫婦でやりこなすのは不可能で、1年目からエミュに仲間を作っていった。
それが、現在のエミュスタッフ。もう、10年以上も一緒にいてくれる大切な仲間。
普段は味わえないような楽しいこと、普段は会えないような人たちとの出逢い、
それを叶えることができる、この場所を誇りに思う。
場所を構えて、それを維持することは想像以上に大変であるけれど
ここに来てくれた人たちが元気になったり、癒されて帰っていく姿を見ることができたとき、私達エミュのメンバーはそれに対して癒されるのです。
いつの日か、私はフランスにエミュを作るかもしれない。
ケーキを売る所ではなく、
今と同じく「癒し」がテーマとなる場所を。
ステキなmaruoチーム、そしてfanの方。
最後のお疲れ~の瞬間の笑顔です。
Merci Beaucoup !!!
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